KensingtonWorksの不具合

他にも同じ不具合に遭遇している人が居るかもしれないので記載。

 

 

macOS Big Sur version 11.1 (Macbook Air M1 2020)でKensingtonWorks
v2.2.5をインストールすると、ダブルクリックが作動しない。(設定を初期化しても状況変わらず)

 

機器はSlimBlade Trackball 72327JP。
uninstallすると、ダブルクリック動作が出来るので、ソフト側の問題だと思う。

 

Thunderbolt3ドックを求めて

最近のMacでは、USB-CコネクタとイヤホンジャックぐらいしかIFが無いモデルが多い。
「充電もデータ送受信もすべて一本で」と言えば聞こえは良いが、結局の所別売のHUBを購入しないと使い物にならない。

私が使用しているMacBookProもUSB-Cコネクタのみにされてしまったモデルであり、各種デバイスを接続するためのドックを探していた。

当初の候補は以下の通り

Dell ドッキングステーション Thunderbolt3対応 TB16

Dell ドッキングステーション Thunderbolt3対応 TB16

レノボ・ジャパン 40AC0135JP ThinkPad Thunderbolt3 ドック

レノボ・ジャパン 40AC0135JP ThinkPad Thunderbolt3 ドック

USB-CでUSB3.0もしくはUSB3.1対応のDockであれば比較的安いのだが、Thunderbolt3対応は高い。
2018/10時点で概ね3万円を超えるようなお値段で、おいそれとは購入できなかった。

私が欲しかった仕様は以下の通り

  1. Thunderbolt3で接続すること
  2. USB-PDで65W以上の給電が可能であること
  3. MacBookProに接続できること
  4. USB タイプAのデバイスを変換アダプタなしで複数接続できること
  5. USB タイプCのデバイスを変換アダプタなしで接続できること
  6. RJ45コネクタで1G接続できること
  7. DPもしくはHDMIコネクタを用いて、4K@60Hzを2枚以上出力出来ること

2と7の両立ができる製品は大変少なかった。
TB3DK2DPPDはかなり近かったが、DisplayPortポートとThunderbolt 3ポートの両方をつかって4Kを出すということだった。
何より高額で、3.8万ほどしていたので、購入していなかった。


当面の周辺機器用として、小型のUSB接続タイプを購入してお茶を濁していたのだが、4K@30Hzまでしか出力できない制約があった。
また、ケーブルが15センチしか無く交換も出来ない製品であったため、常にMacBookProの横にケーブルが5本以上刺さっている状態であった。

そんなわけでストレスが溜まっていたのだが、先日HP製品のなかにThunderbolt3接続らしきDockがあることに気がついた。

この製品、Amazonには出品されてはいるものの、正規価格よりも大幅に高い値段がついていた。
HP Thunderbolt Dock G2 (120W)

HP Thunderbolt Dock G2 (120W)

しかし、HP Japanの直販ベージでは
http://jp.ext.hp.com/accessories/business/thunderbolt3_120w_g2/

「モバイルPCの生産性を格段アップ・キャンペーン」なるものが開催されており、なんと50%オフ。
税込合計金額 ¥18,144だった。(実際にはHP Thunderbolt3 ドック オーディオ オプションも購入したのでもう少し高くなった)

HPの製品ページがゴミわかりにくいため実際の型番がわからないし、何より詳細なスペックがわからない。
たとえば4Kで2画面とは書いてあるが、4K@60Hzなのか、4K@30Hzなのかわからないという実に使えないページである。

他に使用レポートも見当たらなかったので、参考情報として記載しておくが、おそらく型番は「 2UK37AA#ABJ」である。
また、もう少しマシなスペックは、以下のPDFの記載されていた。
[PDF注意]http://h20195.www2.hp.com/v2/getpdf.aspx/4AA7-1989ENW.pdf
PDF内で「HP Thunderbolt Dock 120W G2 2UK37AA」と記載されているモノが日本のページにある「
HP Thunderbolt3ドック 120W G2」の正体と思われる。

それによると

  • One USB-C port with data and power out (15W)
  • One USB-C cable to connect to host system (0.7 meter cable length)
  • One powered USB 3.0 port
  • One combo audio jack
  • One Kensington lock slot
  • One Thunderbolt
  • One USB-C DisplayPort data and power out port (15W)
  • Two DisplayPort ports
  • One VGA port
  • Two USB 3.0 ports
  • One RJ45 port
  • One AC adapter
  • Up to 100W via USB-C

ということで、私の要望をほぼ満たしているように思われた。
しかも、サポートOSにWin 7, Win 10, Chrome and macOSと記載があり、明確ではないもののApple製品でも使えるように見えた。
また、解像度とポートについてもある程度記載があり、接続する機器によるが4K@60Hz *2も可能であることが分かった。

そこで、この製品を購入し、MacBookProに接続してみることにした。
手持ちに4Kモニタが1枚しかないので完全構成ではないが、結果をレポートする。

MacBookProと接続したときの給電: ワット数(W): 100と識別され、安定動作。
MacBookProと4K接続したときの動作: 問題なし。
その他、幾つかの写真を掲載する。


まずセット内容。
オプションのスピーカーユニットを取り付けた状態なので、若干背が高くなっている。
配送時は別々でやってくるので、ネジを一本外して取り付ける必要がある。
写真中央がACアダプタ。出力がそれなりにあるので、結構デカい。

次に、ケーブルについて。
Thunderbolt3 のケーブルが本体に取り付けられた状態で梱包されている。
底のネジを外すことで写真のようになる。
ケーブルはUSB-C形状のコネクタでしっかり接続されている。
このケーブル部分は交換できると思われる。(サポートはなくなるかもしれない)

元々のケーブルが短めなので、交換するつもりで居る。
なお、同時に購入したスピーカーユニットは、期待したほどでは無かった。
マイクは悪くないように思うが、スピーカ部分は正直MBP本体の方がマシかも。

OKI COREFIDO2 C301dn

久しぶりにプリンタを買ってみた。

タブレットを使い始めてから印刷はほとんどする事が無くなっていたので、インクジェットは使わなくなっていた。
滅多に使わないのに、使おうとするとヘッドが詰まっているので、使うこと自体を止めてしまったのだ。


実際2年ほど前の引っ越しの際に、梱包したまま開梱していないので、プリントヘッドが詰まって使えない状態になっているだろう。


ところが、最近印刷する機会が少し増えた。
セブンイレブンにいちいち出向くのも面倒なので、久しぶりにプリンタを購入した。
ヘッドが詰まるのはこりごりなので、インクを使わないレーザプリンタにした。


人生初レーザープリンタ

モノクロでも良いと思っていたが、本体価格が非常に安いのでカラーを買ってみた。

-

  • 本体が安い
  • 保証が長い(ただし、純正消耗品使用に限る)
  • 両面印刷対応
  • ネットワーク対応

ネットワーク対応は必須と思っていたら、最近の家庭用はWifiまでついている。
寧ろ有線LANは無いけどWifi対応の複合機まで出ているらしい。完全に取り残された。

3Dプリンタの消耗品

記事を全く書いていなかったが、2013/11に3Dプリンタを買った。

当時で7万円を切る、激安の部類に入る製品で、REPRAP MENDEL ベースのプリンタだ。

購入した当時の写真


3Dプリンタを運用する上でのランニングコストは下記の通りだ。

  • フィラメント(樹脂が紐状になったもの)
  • ヒーテッドベッドに貼るテープ(できあがりが安定する)
  • 電気

フィラメントについては、Amazonでの取り扱いが充実しているので、必要に応じて追加購入している。
有名メーカー製の3Dプリンタでは、純正のフィラメントしか使えないようになっていて、非常に割高なものがある。
3Dプリンタ界でもインク商法は成り立つようだ。


ヒートベットに貼るテープ というのは、最初に押し出されてくる樹脂がきちんと定着するために必要なものだ。
ヒートベットの上にガラス板を留めて、その上に貼ることになる。
ヘアスプレーで代用している方々も居るが、私はカプトンテープを使用している。
Reprapを最初に買った際には、このテープが付属してきたのだが、幅が50mm程度で、ヒートベットをカバーするためには4-5枚貼り付ける必要があった。
これがなかなかのくせ者で、貼り付けるときに重なった部分が筋となってプリントした物に転写されてしまう。
色々悩んだ結果、200mmのカプトンテープを輸入して使っている。

プリントした物を剥がして何度か使うとと、テープにゴミや傷がついてくるので、再度テープを貼り直す形だ。
ただし、200mmのテープをきれいに貼り付けるのはなかなか大変だ。
試行錯誤の上、スクイージー(スキージーとも)なる道具にたどり着いた。

窓ガラスを洗った後に水を切るための道具に近い。
ゴムのブレードに取っ手がついている。
ガラス板にカプトンテープを適当に貼ってから、スクイージーでシワと気泡を取り除くと、非常にきれいなヒートベットが用意できる。
非常におすすめである。


最後に電気だが、私の使用している3Dプリンタは定格220Wらしい。
ヒートベット/エクスクルーダーが大半を占めている気がする。
プリント中は常に100度/240度を維持している。

24時間フル稼働させた場合は、ジュース一本分ほど掛かる模様。
冬場はヒートベットからの放熱を抑えると、少しは安くなる。
また、温度が安定した方がプリントした物の品質が安定するので、プリンタの周りにポリカプラダンで囲いを付けた。

カプトンテープ200mmをきれいに貼る方法

ヒートベッドに使うガラスにカプトンテープを貼る。

前の記事にも書いたが、シワと気泡は大敵で、プリントする作品の底面にそのまま転写されてしまう。
200mm幅のカプトンテープをはじめて使った時は何度やってもきれいに貼ることが出来ず、無駄な出費をしてしまったかと思った。

我流ではあるが、200mmのカプトンテープをガラスに貼る方法について、紹介したい。


先ず完成状態。

左下にゴミのような物が写っているが、これはガラスの底面側が汚れていたからで、表面は非常に綺麗に仕上がっている。

使用する道具と材料

  1. カプトンテープ200mmロール(片面糊つき)
  2. ハサミ(普通のハサミで良い)
  3. スクイージー(幅の広いものをおすすめ。)

手順

1. テープの糊面を上にして、250-300mm程度伸ばす

2.位置合わせをしてガラスを上から乗せる。
この際、若干のシワは無視する。

3.左右の余白をハサミで切る

4.カプトンテープのロールは、端を折り返しておくと次回が楽になる。

5.ガラスをひっくり返す

6.隅から1/3程度テープを剥がし、スクイージーで泡とシワを取る。
ただし、結構姿勢がつらい。格好が悪いが肘や足を活用すると楽になる。



7. 6の手順を繰り返し、1周+シワがある箇所を行えば完成。


なお、端に若干の泡があってもぎりぎりまでプリントしないのであれば影響はない。
この記事を書くために写真を撮りながら作業しているが、5分で張り終わった。

界面活性剤と水を使用して張っている方も居るが、この方法であれば乾燥時間も無くすぐに使えるのでおすすめである。

スクイージーについては、斜めに使うこともあって、幅が広いものが良い。
私が使っているのは200mm幅の大型タイプ。
かさばるが丈夫でおすすめ。


梅雨明けに合わせて

本当はもう少し早く完成する予定だったのですが...

グリーンカーテンへの給水システムが完成しました。

目的:
去年に引き続き、グリーンカーテンを行うが、水やりはとても面倒だ。
去年の夏に、ベランダまでホースをつないで水道を持ってきたので、散水を自動化したい。
ただ自動化するだけでは面白くないので、ネットワークから制御できるようにしたい。


動作の仕組み:
当初は電磁弁とかいろいろ考えていたものの、まったく業界が違うということで難航。
手っ取り早く乗っ取れるデバイスがあればそれが一番だよね!と、検討していたところ、
タイマー制御の製品を発見。

この製品の、今すぐ水やりボタンを乗っ取れば、手っ取り早いのではないか、ということでさっそくポチッ。


タイマーというだけであれば、乗っ取る必要もなく、非常によくできた製品だったため、そのまま使ってもよかったのだが...





結局ばらしてしまい、有線制御できる状態に。
この状態で、室内から散水の制御が可能になったのだが、人間の指による結線で制御している状態。

案外便利だったので、1か月放置...


昨日やっと制御部分を作りました。
かなりやっつけですが、Beaglebone BlackのGPIOで、ソリッドステート・リレーSSR)を開閉。




ところで、水やりのほうは、付属のプランター行給水とは別にミストクーラーなるものもつないでいます。

1分間でどれぐらいの水量が出ているのか、気になって調べてみました。
メーカーの情報では、水圧0.4MPaで230ml/minだそうです。

水道圧は地域、階数で変わるので、実測してみました。

きっちり1分間分の水をペットボトルで回収。
60mlでした。ノズルは3か所設置しているので、180ml/1minでした。



gpioの制御はこんな感じです。
かなり適当です。トラップもかけてません。

earth@beagleboneblack:~$ cat ./sprinkler2.sh
#!/bin/bash
LANG=C

########################
#for takagi sprinkler2.sh
#c earthlab 2013.
########################

loop_count=$1

if [ -z "$1" ];then
 loop_count=1
fi

for i in `seq 1 $1`
do
 echo "loop: $i"
 echo 30 > /sys/class/gpio/export 
 echo out > /sys/class/gpio/gpio30/direction
 echo 0 > /sys/class/gpio/gpio30/value
 sleep 0.3
 echo 1 > /sys/class/gpio/gpio30/value
 sleep 0.1
 echo 0 > /sys/class/gpio/gpio30/value

 if [ ${loop_count} -eq 1 ];then
  break
 fi
 sleep 65
done

earth@beagleboneblack:~$

0.1秒間だけopenにして、タカギのタイマーにスイッチを押したときと同じ動作をさせています。
あまり長く押し続けると、設定モードに入るのので注意です。

また、制御装置が途中でハングしたときに、水が出続けるのは困るので、タカギのタイマー側で、今すぐ水やりボタンが押されたときに1分間水が出るようにセットしています。

引数があった場合(数字かどうかの判定は省略していますが)、65秒間まってから、再度ボタンを押しています。

1分間水が流れた後、5秒してから再度流れ始めるわけです。
どの程度精度の良いタイマーを使っているのか、分からなかったのでマージンは多めです。
タカギのタイマーは、流れている最中にボタンを押すと、キャンセル扱いの制御になるので...

earth@beagleboneblack:~$ sudo ./sprinkler2.sh 3

実効にはroot権限が居るようなので、こんな感じで実行しています。

root@beagleboneblack:~# cat /etc/sudoers
earth ALL=(ALL) NOPASSWD: /home/earth/sprinkler2.sh


制御装置の入れ物はもう少し何とかしますが、基本的には完成です。
なお、先ほどのスクリプトは個人で使う分には自由に使って良いですが、自己責任でお願いします。