Firefoxのキャッシュフォルダもそうだけど、キャッシュの保存場所、選びたいよね。
特にGoogleさんのはキャッシュをしまくって高速化するみたいなので。
といわけで、SSDでがんばっている人向けに私の環境の工夫をご紹介。
基本的にMLC型のSSDは書き換えによって消耗すると言われていますので、常に書き換えが発生しうるキャッシュ領域は割り当てたくないわけです。
高速で、書き換えもある程度問題ないモノといえば、やはりメインメモリですよね。
私のThinkpadはOSがXPの32bitにもかかわらず、4GBのmemoryを乗せているので、実質700MBほど使用できない領域があります。
そこに対してRAMDiskを作成して、キャッシュ領域として割り当てています。
キャッシュを作成する場所を選択出るアプリケーションなら問題ないのですが、世の中意外とそうではないアプリケーションが多いので困ります。
そのときに活躍するのがジャンクションですね。
UNIXでいうシンボリックリンクみたいなモノです。
このページの中に説明があります。
http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/column/ueno/43.html
実際使ってみるときちんとjunctionが張れるので、これを応用して次のようなBatファイルを作成して使っています。
#-------------------------------------------------------------------
'最初にフォルダを削除する。
rmdir /s /q "C:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Application Data\Google\Chrome\User Data\Default\Cache"
rmdir /s /q "r:\GoogleChrome\temp"
'junction先のフォルダを作成する
mkdir "r:\GoogleChrome\temp"
'junctionを張る r:\が私の場合のRAMdrive
C:\junction.exeを置いた場所\junction.exe "C:\Documents and Settings\ユーザ名\Local Settings\Application Data\Google\Chrome\User Data\Default\Cache" "r:\GoogleChrome\temp"
#-------------------------------------------------------------------
再起動するたびにキャッシュ消えますが、どうせすぐに再作成されますのでいいかな、と。
いやなら、最後に
copy "キャッシュのバックアップもと\*" "C:\Documents and Settings\ユーザ名\Local Settings\Application Data\Google\Chrome\User Data\Default\Cache"
を追加して、あらかじめバックアップしておいたファイルをRAMdriveに読み込みするといいです。
これをバッチファイルにして、タスクに"起動時に実行"としてスケジュールしてあります。
Firefoxでも同じことができます。