ESXi本体に直接ポートフォワードさせてしまえ

ちょうど一年前にも近いことをやっているのだけれども、ESXiはポートフォワードを使って中継サーバ経由でVMware vSphere Clientを使うことが出来ます。

一年前はこんな感じで使っていました。

出先端末--->www--->router--->LinuxServer--->esxi
この辺りまではSSH+トンネリング|Portforward|通常と同じポートで通信

利点は、

  • SSHのトンネリングを使っているので、通信内容がバレない。(VMware vSphere Client単体でも暗号通信にはなってます)
  • 開けるポート1つだけでOK

というような利点がありましたが、中継サーバが必要でした。
つまり、使わないときも中継サーバを稼働させていました。

雑記にも書いたとおり、DTIのServerman@VPSに乗り換えてしまったので、いつ使うかも分からないESXiだけのために中継サーバを稼働させるわけにはいかなくなりました。

そこで今回はこんな感じを目指しました。

出先端末--->www--->router--->esxi
・・・といっても、VMware vSphere Clientが使うポートを開放するわけではなく、esxi自体にポートフォワードの出口をやってもらおうというわけです。

今回の方法は、非公式でサポート外ですから、失敗してもVMWareに泣きつかないように。もちろん、Earthも責任を負いません。

  1. .ESXiにSSHでアクセスできるようにする。 この辺りは有名ですね、ご存じない方はこの辺りで。
  2. 端末にPutty等のトンネリング出来るSSHクライアントを入れる
  3. SSHクライアントを設定してトンネリングを有効にする。
  4. 端末のHostsを書き換える >>例:127.0.0.1 esxserverを追記<<
  5. SSHでESXiに接続する
  6. Hostsで設定した宛先にVMware vSphere Clientで接続する。

これで、LAN内であってもいったんSSHトンネルを通って、ESXiサーバ内部まで行ってから通常のポートで接続されます。

外部から接続する際は、ルータにsshのポート(一般的には22)をESXiのIP宛に開けておく必要があります。後はご自由に。