淡水化プラントとコンテナ

サイエンスポータル経由、http://www.innovation-courier.net/topics/20090603-01.html
の記事に興味がわいたのでちょっと調べてみた。

[【 2009年6月4日 トラック搭載型海水飲料化システム初公開 】]@サイエンスポータル
http://scienceportal.jp/news/daily/0906/0906041.html

このシステムは海水以外の水の浄化にも力を発揮する。トラック搭載型の移動システムとともに、途上国にはより適していると見られるコンテナ型の開発も進んでいる。1日1人が使う水の量を5リットルとした場合、毎日8,000人分に相当する1日40トンの海水飲料化能力(海水以外なら浄水能力は倍)を持つタイプと半分の20トンの能力を持つコンテナ型がある。トラックに積んで必要な場所まで運べば、1日で据え付けることができるという。

[飲料水浄化システムを横浜で実演 太陽光や風力を利用]@山陽新聞
http://www.sanyo.oni.co.jp/newsk/2009/06/03/20090603010007191.html

中型トラックに搭載でき、1日に約3500人分の飲料水を供給できる。将来は1日8千人分の供給を目指す。災害地や水不足に悩む地域での活用が期待される。

ソースによって情報に差があるので、製造元のページを探したが、製造元とされているベイシティテクノのページは見つからなかった。
このご時勢にページがないとは・・・。

ともかく、淡水生産能力20000L/dayとして超大雑把計算で

中東・ドバイの淡水プラントにこのシステムを使った場合は何台で賄えるのか。
「Dubai plans to build giant power and water project」@gulfnews.com
http://archive.gulfnews.com/articles/07/05/25/10127627.html

The new plant would be capable of producing 9,000 megawatts of electricity and 600 million gallons a day of desalinated water, Dow Jones Newswires reported yesterday, citing people familiar with the project.

プラントの規模は6億ガロン/1dayの淡水生産能力との事なので、米ガロンと考えるとこんな感じ。

(2.27124707 × (10^9)) / 20000 = 113562.354
6億米ガロン/2000 20000 :typo

うーん、11万台か。

超大雑把に計算しても新型プリウスの予約台数と大差ない台数が必要になるわけだ。
100%自立発電で行えるなら電気代を考えると行けちゃう?耐用年数はどれぐらいなんだろうか。
砂漠に放置して使えるならともかく、砂の問題があるので難しそうだが、離島での水確保には期待。