去年の仕分けで話題になった スパコン のお話。
某女性議員が「一位でないとダメなんですか」と発言してマスコミが大きく取り上げて話題になったスパコンことスーパーコンピュータのお話。
私は今のところ、スーパーコンピュータの一利用者に過ぎないのですが、今年は運用側に関わることになりそうな立場にあります。
話題になったことで、友人からはスパコンについての話題を振られることが多くなりました。
その際に感じることは、スパコンという存在、そして大きな予算が必要と言うことは認知されたがほかの要素については殆ど認知されていないんだなということ。
つまり、存在は知っているけれども、
- 種類
- 用途
- 必要な額
- 市場
- 各社の勢力図
- 設置場所
- 成果
等の点で、一般人にはわからない点が多数あるということです。
にもかかわらず、「一位でないとダメなんですか」の一言が注目されてしまった状況は、不幸なことだと思います。
進化が早いIT業界の状況を旬なうちに教育されていない状況なのでは?
学校で使われる教科書は、内容が記述されてから実際に生徒の手に届くまでに、一般の書籍よりも時間が掛かります。
1年前の内容であれば、IT業界は大きく変わってしまいます。
そのような"遅いメディア"で取り扱うのが難しい分野だとは思いますし、最新の情報を伝えることが必要かどうかについては議論の余地がありますがスパコンについての情報が、あまりにも一般人になさ過ぎる状況なのではないかと思います。
本気でスパコンを必要としている人たちは、本業が忙しくPR活動をしている暇はないかもしれません。
国際的にも公正な視点で”スパコン”の今を伝えるPR活動は、予算を要求している文部科学省に積極的に行っていただきたいです。
理科や情報の科目で、もっと取り上げられると良いですね。
追記: この記事を書こうと思ったのは、マイコミジャーナルの下記の記事を読んだからでした。
http://journal.mycom.co.jp/articles/2010/01/02/next_generation_supercomputer/index.html
興味がある方は是非読んでみてください。
追記:
コメント欄でyutakarlson104 様からコメントを頂きました。
リンクのアイコンの意味を理解するまで、リンク先が理解できなかったのでわかりやすいように下記に追記いたします。
http://yutakarlson.blogspot.com/2010/01/1_03.html
知らない人の視点で仕分けするからこそ意味がある、と言っても限度がありますよね。